エンジニアに転職したら「年収が上がる」って本当なのか?

エンジニアはいま売り手市場だから、単価が高くて年収アップが狙える。

巷ではこういった広告が多く出回っています。

それは本当なのかどうか?

半分は本当で半分は嘘です。

 

売り手市場なのは「経験あり」だけ

未経験は正直年収アップとはいかないでしょう。

僕は1年半の経験したあと、フリーランスエンジニアになって月55万円で仕事ができるようになりました。

人手不足なのは間違いないので、30代でもエンジニアになることは可能ですが、年収アップは厳しいです。

それはなぜかというと

  1. 経験がものをいう業界だから
  2. ビジネススキルが必要だから
  3. 誇大広告に近いから

の3点が理由としてあげられます。 

 

経験がものをいう業界

何をするか理解していることと、実際にできるかどうかは全く違います。

  1. 野球で、150kmはこれぐらいのスピードだから、このタイミングでバットを振れば当たる
  2. これぐらいの筋力があれば、100kgのダンベルを持ち上げることができる
  3. これぐらいのスピードで仕事すれば時給は3000円を超えることができる

これは理論であって、頭で理解していても、それを実際にその人ができるかどうかは話は別です。

さらにそれを上手くできるかどうかはいうまでもないですよね。

これと同じで

  1. 知識はあるけど、コードが書けない
  2. 理解はしているけど、実際に作れない
  3. 問題解決法はわかっているが、実際の問題を解決できない

といった具合です。

IT業界は、「実際にできるかどうか」が重要視される業界です。

実際にできないといっさい仕事ができないからです。

経験者は実際にできるようになるまで実務を通して必死に調べて練習や訓練をしています。

そのため、評価されて即戦力として採用されますが、未経験はそうではありません。

 

ビジネススキルが必要

ビジネススキルも必要です。

  1. 交渉力、提案力
  2. 問題解決力
  3. コミュニケーション力
  4. マネジメント力(自己を含めて)

など、挙げたらキリがありません。

いまあなたは転職を考えていることでしょう。

では、以下の質問にお応えできるでしょうか?

  • 今の仕事であなたが提供している価値は何ですか?
  • あなたは普段から仕事効率化しようとしていますか?
  • 今の仕事であなたは何を変えましたか?または問題を解決しましたか?

おそらく答えられない質問が多いはずです。

「言われたことだけやる」「何も考えずに仕事をする」など、そういったサラリーマン思考が通じる業界ではないです。

僕は未経験で入ったベンチャーのIT企業で必死にビジネスと技術を学びました。

その下積みがあったので収入アップができました。

下積みがなければまず無理だったでしょう。

サラリーマン感覚で、自分から動いて意見を言ったりすることができなかったからです。

 

誇大広告に近いから

多くのスクールでは、「3ヶ月でエンジニアに」「3ヶ月でフリーランスに」などと謳っている広告を拝見しますが、そんなのが可能なのは基礎ができている人だけです。

違い記事でも書きましたが、嘘とまではいわないですが、少数派なんです。

その少数派に入っているかどうかは、先ほどの質問に答えられるかどうかでわかります。

本当にそれが可能なのであれば、みんな成功していてスクールは大繁盛しているはずです。

しかし、聞こえてくるのは「不満」と「苦情」ばっかりです。

 

転職の目的をしっかり考え直す

なぜ転職をしたいのか?なぜ転職をするのか?をもっとしっかり考え直す必要があります。

「儲けたいから」

それなら営業マンで必死にやった方が断然儲かります。年収億越えの営業マンなんてざらにいるからです。

「リモートワークをやったり、週3ぐらいで働きたいから」

ライフスタイルの自由度が高いのが良いということでしょうけど、リモートワークで必要なスキルや仕事の種類、技術などを把握していますか?

リモートワークも経験者が優遇されます。

週2~3日の仕事をするためには、経験年数が3年以上が目安になります。

なぜデザイナーやエンジニアになるのか?

なってからどうやってスキルアップやキャリアアップをするのか?

それらをどうやって達成していくのか?

そこまでの計画が明確でないのであれば、一旦立ち止まって考えた方がいいです。

「楽しそうだから」「面白そうだから」といった理由でもいいですが、現実はそうではないので注意が必要です。

良い企業に入れたら最高に楽しいですが、悪い企業に入ったら心身ともに壊すことになります。